ひとつの「ロック」から始まったストーリー

1971年の創業以来、一目でそれとわかるメゾンのアイコンとして存在感を放ち続けてきたロック（留め具）。元祖ポストマンズロックから、馬具をモチーフにした現代的なデザインのライダーズロックに至るまでさまざまなバリエーションが展開され、大人気のバッグ本体と同様、マルベリーの代名詞として愛されてきました。

今シーズンは、著名なフォトグラファーのエスター・シーカーによる写真を通じ、現代におけるマルベリーのアイコンとして注目を浴びている2種類のロックにスポットを当てています。1つは、ラナ・コレクションに採用されており、アーティスティックなデザインがダリの作品を思わせるファウンドリーロック。そしてもう1つは、英国らしさあふれるピムリコ・コレクションのアイテムを彩る、グラフィカルなデザインが大胆に個性を放つ金具です。

長い年月を経て、マルベリーのロックは改良、アップデート、アレンジを重ねて進化し続けてきました。またその一方で、本来の軸はぶれることなく、バッグの中身をしっかり守ってくれる安心感、クラシカルなデザイン、そして、メゾンが掲げる「Made to Last（長く愛用できる製品づくり）」の理念にこだわり続けています。