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マルベリーでは、シーズンを超えて愛用できるバッグづくりを目指しています。年月を経たバッグがどのような状態になっていても、修理・交換等が必要になった際は熟練の職人が集まるマルベリーの修理チームにお任せください。この先も長く使える素敵なバッグへと生まれ変わります。

マルベリーでは、循環型ビジネスモデル実現の主軸として、修理、再生、再利用を促進しており、製品のデザインや製造過程だけでなく、お客様に提供するサービスにもこうした施策を取り入れることで、製品寿命の延長に真摯に取り組んでいます。

修理チーム

英国サマセットにある自社工場The Rookeryは、現在でもマルベリーのバッグの50%を製造しているほか、過去35年分のレザーや金具のアーカイブを大切に保管し、熟練の職人の手が年間10,000を超えるバッグの修理・修繕を行っています。


これだけ包括的な修理サービスを行っているラグジュアリーブランドは極めて少なく、マルベリーのようにレザーやパーツなど、過去35年分の膨大なアーカイブを保存しているブランドはほとんどありません。

修理チーム


マルベリー・エクスチェンジ

「マルベリー・エクスチェンジ」プログラムでは、ブランドの鑑定を受けた後に美しく蘇ったヴィンテージのバッグを、新たなお客様に提供するサービスを行っています。50年ものから5ヵ月しか使用されなかったものまで、あらゆるバッグがマルベリー愛好者の方に買い求められ、2人目や3人目、中には4人目となる持ち主のもとで、新たな生涯を歩みます。2020年に店舗販売からスタートしたマルベリー・エクスチェンジは現在、mulberry.comでも利用可能となり、厳選された希少なヴィンテージの品々をオンラインでご購入いただけます。また本プログラムは先頃、Vestiaire Collectiveにも拡大し、マルベリーの循環型経済戦略の基本の柱として再販事業を支えています。

クー・ドンヒョン

ファッションスタイリストとして10年以上活躍するクー・ドンヒョンは、Clue de Clareというレディースファッションブランドの経営者でもあります。スタイリストとして働くなかで、一度着ただけで捨てられる、ファッションアイテムの廃棄問題を深く認識するようになりました。そこで考案したのがファッションのリセールビジネス、APPLIXY。クーが厳選した、季節を問わず着られる美しいデザインのラグジュアリーアイテムを、こうしたプラットフォームを通じて再販することで、新たな消費文化を生み出し、ファッションの持続可能性を支援することを目指しています。


「新しく生産されるバッグの数が少しずつでも減少し、リメイクやユーズドのバッグの人気が高まれば、古いものに新たな価値が付与されるでしょう。


サニー

ミニ アイリスのリリースに合わせて実施した中国でのマイクロキャンペーンをはじめ、サニーは長年マルベリーのクリエイティブ・コラボレーターとして活躍しており、今回もマルベリーの海外代表として、WWDチャイナ主催のサステナビリティ サミットのパネルに登壇します。ライフスタイルブロガー兼ブイロガーであるサニーは、動画を使った情報発信を得意としており、その個性あふれるスタイルと歯に衣着せぬ発言が多くの人から支持され、人気を集めています。お気に入りのアイテムを使った多彩なコーディネートやアレンジを愉しむスタイルダイアリーには、マルベリーのミニ アイリスも度々登場しています。


「私たち世代が望むのは、素材の調達方法や使用方法の明確化です。ブランドの製品が作られる過程のさらなる透明化を求めています」。


レザーグッズはマルベリーのビジネスの基盤を成すものであり、コレクションの90%を占めます。そのため、最も大きなインパクトを与えることのできる、この分野のサステナビリティ推進に注力しています。これを実現するために当社では、農場での家畜飼育から製品としてお客様の手元に届くまでのレザーのサプライチェーン全体における透明性の確保と、再生型・循環型モデル実現を目指すとともに、マルベリー製品の50%以上を製造する英国の自社工場で、カーボンニュートラルを達成しています。

マルベリーは創業初期から、自らイニシアチブを取り、複数の関係者と協力して、皮革産業の課題改善をリードしてきましたが、ここにきて、カーボンフットプリントの削減を目指すだけでは十分ではなく、前向きな変化を生み出す根本的な改革が必要だと認識しました。

マルベリーでは環境再生型農業に取り組む農家と連携して、レザーの原料となるハイドを入手すると同時に、業界のパイオニアとして環境負荷低減と廃棄物ゼロを推し進めるタンナリーと手を組み、レザーの生産を行っています。

マルベリーでは、EU圏内の農家から原料となるハイドを調達し、レザーの生産を行う欧州のタンナリーと手を組み、こうした先駆的な取引先を当社のサプライチェーンに組み込むことで、農家からタンナリーに至る経路のトレーサビリティを確保しています。ローカル生産にこだわった取引先を選ぶことで透明性が確保され、皮革産業の環境管理責任を重視した農家のネットワークを構築することができます。

マルベリーのバッグは再生、更新、再考へとつながる未来を示すことができるのでしょうか?マルベリーではそう信じていますが、これが実現すれば、バッグがより良い社会を作るための一助となるはずです。

使い込まれて寿命を迎えたバッグも、マルベリーでは残さず買い取りをいたします。こうしたバッグは、当社の戦略的パートナーである、スコティッシュ・レザー・グループに属するムーアヘッド・タンナリーが開発した革新的なエネルギー再生システムを利用して、無駄に破棄されることなく、新たなバッグの生産に役立つ資源として活用されます。