マルベリーのバッグは透明性を大切にしています。マルベリーの製品づくりに関わる人、動物、植物、原料等をすべて一つずつ把握するとともに、自然界のあらゆる要素に対し同等の敬意をもって扱うよう取り組んでいます。
マルベリーは創業初期から、複数のステークホルダーを巻き込んだ数々のイニシアチブに積極的に取り組むことで、皮革工業における慣行の改善を常に率先してきました。しかし今となっては、ただ環境への影響低減を目指すだけでなく、根本からプラスの変化を起こすことが求められていると考えています。
アンドリュー&ロバート・ブリュースター
ブリュースター一家は1946年からこれまで、スコットランドのダンディー近郊にある、アンガスの地で牧畜を営んできました。1990年に有機畜産物の認証を受け、2012年からは輪換放牧、2018年秋からは不耕起栽培を取り入れた畜産を行っています。輪換放牧とは牛などの家畜を一か所に集め、放牧地を順に移動させることによって、同じ放区で牧草が繰り返し採食されるのを防ぐというものです。ロバートとアンドリューの兄弟は、こうした方式を取り入れることで、上質な牛肉が生産できるだけでなく、土壌を改善し、大気から炭素を取り除く効果が期待できると信じています。